2010年10月15日

「事件・事故」を予防する知恵

「事件・事故」を予防する知恵

皆さんは「紛争が起きてから解決する」ほうですか。
--------------------------------------------------------------------------------
それとも「紛争が起きる前に解決する」ほうですか。

ハインリッヒの法則に
「1:29:300」で表わされる
労働災害における経験則があります。
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、
その背景には300の異常が存在するというものです。

こうした兆候は個別、労働災害に留まらず
日常生活における事件・事故にも言えることです。

「裁判沙汰にならないための知恵」とは
そうした意味で危険を予防する対処法を
事前に考え、対策を講じることに尽きるとも言えます。

広辞苑にはない言葉に「予防法務」と
呼ばれる概念。

Wikipediaからの引用(一部修正しています)

予防法務とは将来において契約の当事者間などで
法的な紛争が生じないよう、法律知識や法実務上の
ノウハウを駆使して事前に法的措置をとること。

通常は民事における概念であり、いわゆる
「裁判沙汰」にならないための事前合意の厳密化と
考えると理解し易いと思われます。

従来における法の救済は、紛争が生じた後に
紛争を解決し、損害を回復するという事後救済で
あったのですが
予防法務の分野では紛争そのものを生じない、
又は生じさせにくくすることで損害を未然に防ぐ、
又は軽減しようとする。

近年、弁護士をはじめ各士業界において
重要視されている。
法的紛争性のある事件については、弁護士の
独占業務とされているため、紛争性のない法律事務を
職域とする行政書士などに
おいて特に注目されています。

どうですか。
あなたは
「事前解決派」ですか。
それとも「事後解決派」ですか。



相続・告訴告発・離婚・内容証明
会社設立・在留資格・成年後見

行政書士 青木法務事務所HP
http://www.aoki-houmu.com/



Posted by 左近法務事務所 at 17:06
Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。