2010年12月20日

誰かがどこかで・・・見ている

誰かがどこかで・・・見ている


子供のころ
母からよく言われた言葉に
『お天道さまは見ている』であった。
何事にも無頓着な父とは
打って変って筋道を通す母であったので
よく叱られたものだ。
母は生まれつき目が悪かったが
人にはよくしてくれていた。

ひょいかごに食料品をいっぱい
詰め込み、母は行商して回った。

そんなある夜、外は真っ暗に
なっていても母は戻らず
泣きながら山道を探して歩いた。

昭和30年代のはじめ。
まだ私が小学校に入ったばかりの
ことである。

人はひとりではない。
いつも
誰かがどこかで見ていてくれる。
いつも
誰かがどこかで見守っていてくれる。

だから
自分の足跡は汚しては
いけないのである。





Posted by 左近法務事務所 at 21:14
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