2011年01月18日

「真実と嘘は同じ顔つきをしている」

「真実と嘘は同じ顔つきをしている」

不文律を広辞苑から拾い出しと

-----------------------------------
概ね二つの意味がある。
①不文法に同じ。
(文書によって制定されることなく成立したおきて)
②暗黙の了解事項になっているきまり。
である。

川北義則氏は『人生愉しみの見つけ方』
の中で「偽物にだまされるのは本物をしらないからだ」
と書いている。
自分に確固たるモノサシがないから
正確な判断ができない。
書画骨董の世界には「だまされる方が悪い」
という不文律があるそうなのである。

そうして見れば
あの「何でも鑑定団」で出てくる
あまたの書画骨董の類など
本人は本物と思い何百万円の値打ちが
あると豪語するが、実際その道の専門家が
鑑定すると一万円にも満たない結果が出たりする。
また逆に本人価格が何千円単位であったものが
鑑定結果で何十万、満百万に膨れ上がったりする。
よい結果が出れば、本人は大喜びするが
その反対であれば落胆ぶりは大きい。

こうした鑑識眼のギャップは書画骨董、絵画に
限らず「人を見る目」にも表れる。
先ずはレッテルで相手を信用すること。
名刺の肩書きや職業など最も目に触れるものである。
また評判や履歴、外見、態度や言葉使いなど
で判断してしまう。

一時、ブームにもなった『人は見た目が9割』など
もある意味、感性や鑑識眼を鈍化させている
かも知れない。
だから、そのあと「そんな人とは思わなかった」と
後悔したり嘆いたりする。

モンテーニュの言葉ではないが
「真実と嘘は同じ顔つきをしている」
ことを、よくよく認識しておかなければならない。


相続・告訴告発・離婚・内容証明
会社設立・在留資格・成年後見

行政書士 青木法務事務所HP
http://www.aoki-houmu.com/





Posted by 左近法務事務所 at 10:46
Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。