2011年01月21日

浮気は「職務罷免」で御座る

浮気は「職務罷免」で御座る

鎌倉時代に出来た法律と言えば

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執権北条泰時が制定した「御成敗式目」
が挙げられます。
それ以前の法律と言えば
遺族が用いていた「律令」であり
武士の生活や実態に合わせた法律は
なかった訳です。
その後、御成敗式目は戦国・江戸時代を通じて
各家法に強い影響を与え武家法の基礎となります。
全部で51カ条からなり
不倫密懐に関する
処罰も規定されています(第34条)。
所謂、不倫は所領半分没収の上職務罷免とされ、
武家文化の中で厳しく処罰される端緒となりました。

さて本題。
鎌倉幕府の公式歴史書「吾妻鏡」は
頼朝の不倫について詳しく記しています。
頼朝は、戦や政治の重要な時期をぬって、
「こと」を起こしている。
そのタイミングは全て政子が身ごもっている時期。
実は、都の貴族の間で育った頼朝にとって
一夫多妻は当たり前。
しかし、政子の育った関東では
一夫一婦が常識。
頼朝の妻、政子は激怒し
愛人の家を壊したり、
愛人を匿った武士を流刑にするなど、
騒動は国を揺るがすほどだったそうです。
(歴史秘話ヒストリヤより引用)

頼朝の浮気騒動と
北条泰時が制定した「御成敗式目」が
どのような背景で結ばれているのか
判りませんが古今東西
こうした問題は尽きることが
ないと言えます。


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Posted by 左近法務事務所 at 12:05
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