2011年01月12日

信毎に載ったよ!「腹話術師」さん



今朝の信毎に私の知人が大きく掲載されていた。
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彼は
「腹話術師」
であり
「社会保険労務士」でもある。
文字通り「二兎を追う」タイトルの如く
多くの人に夢と笑顔を運ぶ
サムライである。

私など名ばかりサムライであるが
彼は質実ともにサムライと呼ぶにふさわしい。


ヒロ・タッキー(腹話術 滝沢)
http://hirotackey.com/convention3.html



生かされて生きる」とは
「人の間」で生きる人間。
人という文字は
斜めの画がお互いを支え合ってできている。
人は
家族、地域、企業、学校、グループ、知人など
様々な関わりの中で生きている。
社会を構成する様々な人に支えられて生きている。
人は人に活かされて生きている。
社会の中で生かされて生きている。
(滝沢恵一氏『自分を生きる』:抜粋)


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Posted by 左近法務事務所at 16:50
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2011年01月10日

「億劫」でござる!



寒い日が続くと何かと出掛けるのが億劫になる。
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さて掲題の億劫であるが
実は仏教用語から来ている。

広辞苑では「オッコウ」の転移とされているが
僅か2行しか書かれていない。

億劫の「劫」について少し書いておこう。

「劫」とは仏教でいう時間の単位を表わす。
古代インドで使われていた時間の単位
に「カルパ」がある。
1カルパは
天女が100年に一度降りてきて
羽衣で軽くひとこすりして、7km立方の石が
摩滅してもまだ余りある時間をいう。
或いは7km立方の箱に芥子を詰め
百年に一度、一粒取り出していき
全て取り出してもまだ余りある時間をいう。

一劫(1カルパ)でも気の遠くなるような
長い時間なのに、これが「億劫」ともなれば
一劫の億倍にも相当する。
最早、想像を絶する時間の長さである。

さて肝心な意味だが
”面倒な様子や何もやりたくない気持ち”
を指す。

元旦から数えて10日目。
三日坊主が私の周りにうろうろしている
ような心境である。


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Posted by 左近法務事務所at 13:54
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2011年01月09日

「願」と「欲望」の善光寺初詣



今日も寒い一日ですね。

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午前中は
とある会に出席して
その足で善光寺に初詣しました。

参道には人が溢れ
大いに賑わっていました。

そんな中で
相田みつをの「願」を思い出しました。

**********

「願」と「欲望」は違う。
年一回の初詣で
「家内安全・商売繁盛」
などは個人的・私的な欲望。
それを否定しないが
欲望とは別に
心から念じる「願」。

・核戦争など絶対に起こりませんように・・。
・世の中がどうか平和でありますように・・・。
・自然がこれ以上、破壊されませんように・・・・。

と心から念じた時
それを「願」と言います。
どんな小さな「願」でも
心ひそかに持ち続けていると
顔がよくなり、目の色が
深く澄んできます。
ひとりひとり自分に合った
「願」を持ちましょう。

そして「一隅を照らす」人間に
なりたいものです。(昭和60年)

***********

と結んでいます。


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2011年01月08日

信州における「餅なし正月」



民俗学者である坪井洋文氏は『イモと日本人』
(未来社)のなかで
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正月に餅をつかない・食べない地域を挙げている。

それによると
山形県、栃木県、埼玉県、東京都、愛知県、
和歌山県、愛媛県、神奈川県、静岡県、長崎県
などほぼ全国に点在している。
勿論、長野県でも例外ではなく、そうした伝承や
事例が幾つかある。

こうした餅なし正月のある地域では
モチの代わりに里芋などイモ類を食べたり
供えたりすることも多いを言われる。

かつて稲作が伝播される以前の縄文時代。
縄文人の主食は、「クルミ・トチ・クリ・ドングリなどの
堅果類や、クズ・ワラビ・ヤマノイモ・ウバユリなどの
野生のイモ類を中心とする野生植物群」であった。
しかし、稲作の普及に伴って
モチに取って代わられていった。

ここまではよく言われる一般論であるが
佐久地方で特に南佐久の海尻地域での
餅なし正月は趣を大いに異にしている。

正月に海尻の多くの井出一族では、
門松を外に飾らず家の中に飾る。
三が日は餅を食べないでうどん等を食べ、
四日からお雑煮にして食べる。

もう10年以上前であるが、この真意のほどを
確かめたくて海尻城・海ノ口城
を訪ねた折、近在の老人に訊いてみた。

どうやら正月に餅を食べないのは本当のようである。
(門松のことは失念してしまった)

さて本題。
何故、正月に餅を食べないのか。
口伝では天文5年(1536年)の12月に武田軍が
海尻城・海ノ口城を攻撃したが落ちず
正月を迎えることになり一旦停戦の約束をした。
海尻城・海ノ口城では正月の準備に餅つきを
しながら祝宴を催していた。
その時、約束を破り途中から引き返した武田軍の
奇襲により酔いしれていた海尻城兵・海ノ口城兵は
悉く打ち取られ落城したと言われている。

つまり
「モチをつく時期に敵に襲われ
餅なし正月を過ごした先祖を思って食べない」
といった筋書きが考えられるのである。

(武田信玄初陣の謎)

天文5年(1536年)暮れ、甲斐守護武田信虎は
8千の兵を率いて佐久方面に出陣。
佐久平賀城主、平賀源心(玄信)入道成頼ら
2千の立て籠もる海ノ口城を攻めた。
36日間の包囲にもかかわらず海ノ口城は陥ちず、
冬の到来とともに信虎は兵を引き揚げた。
この際、信虎の嫡男、晴信(のちの信玄)は
初陣であるが、殿軍を申し出て、兵3百を率いて
海ノ口城に奇襲を掛け、海ノ口城は落城した。
(『甲陽軍鑑』)

海ノ口城は海尻城と共に甲斐に備えた境目城で
平賀源心の出城であったと伝えられる。
平賀氏は佐久の 平賀城の城主であった。
武田氏とはしばしば戦火を交えたが、天文5年
(1536)の末、武田軍が引き上げると見せかけ
城兵を油断させ、再び急襲して平賀源心以下を
討ち取り、武田晴信(信玄)が初陣の功名を
あげたという話でこの城は有名。
但しこの戦いが実際に行われたものか定かではない。

(平賀源心の謎)

平賀源心( 玄信)は信濃源氏小笠原氏の庶流
大井氏の庶流・岩村田大井氏の出自で
信濃国佐久郡平賀城主。

岩村田大井氏の一族平賀氏を
継いで平賀城主となる。
元々平賀氏は鎌倉時代に源氏門葉とされた
清和源氏義光流の名門だったが、
鎌倉時代に絶えている。
後は在地の氏族が名乗っていたと思われ
文安2年(1445年)以降は大井氏の一族とされている。
しかし平賀源心の実在は疑われている。


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Posted by 左近法務事務所at 15:27
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2011年01月07日

商人の相続(江戸時代)



徳川家康が三代将軍を選ぶに際し
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お家騒動を避けるため
「能力に関係なく長男が家を相続する」
と言ったルールを持ち込んだ。
その後、このルールは武士身分に定着し
大名家を継ぐ長男とそれ以外の子供の間には
明らかな差別が生まれた。

(大石慎三郎『江戸時代』:参考)

一方、商家(商人)の相続については
武士における長男以外への差別は見られない。

商家では息子を後継ぎにすることはあまりなく
娘に跡を継がせるのが一般的だった。
商売の場合は
経営者の才覚が家業の浮沈に関わるもので
あったため長男イコール後継ぎという
図式にはならず、家の番頭や手代の中から
有能な者を選び、娘と目合わせ
経営の委譲を諮った。

こうしたことは当時の金融機関にも見られる。
商家に対して市中の金貸しは
「婿取りの家なら融資するが、息子が当主だったら
融資しない」といった考え方が普通だった。

万一、婿養子に迎えた番頭や手代の
働きが悪かった場合には離縁させ
家の財産権は娘に残し
婿養子に渡さないのが通例でもあったのである。

総じて
武士や農民が男子相続であるのに対し
商人の場合は基本的に女子相続であった。

(斎藤洋一『身分差別社会の真実』:参考)



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2011年01月06日

木に立って見る「心」



今日1月6日は二十四節気の「小寒」。

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「寒の入り」とも言われ、これから立春までが
いちばん寒い時季になる。

さて
冬は高齢者にとって最悪の季節である。
信毎のお悔やみ欄など見ていると
四季の中で最も多いと感じられる。

これは厳しい寒さが高齢者に多い
脳卒中・心臓病・高血圧を悪化させるため
老衰死を含めて亡くなるケースが
多くなる所以であろう。

私も冬が来ると特養に入居している
両親の健康が心配になる。
こちらから訪ねていく分は良いが
特養から電話が入るたびごと
用件を聞くまで心臓がドキドキする。

つい昨日も特養から電話があったが
大事に至らず助かった。

既に初老を迎え、髪の半分以上が白髪で
ある私であっても両親が健康でいてくれることは
何よりもうれしい。

身内による高齢者への虐待を
耳にするたび
人間の心の中に潜在するかも知れない
修羅を見る思いがする。


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2011年01月04日

「菩薩」は「如来」より格下なのか



昨夜のテレビで感じたこと。
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仏教(仏様)におけるピラミッド型の階層。



明王

菩薩

如来
の図式であった。

如来と菩薩の大きな違いは
「悟りを開いた者か否か」であると言われる。

如来の「如」は
悟りの世界(真如)を指す。
つまり悟りの世界にいながら
人々をそこに導くのが如来の果たす役割である。

一方、菩薩とは
「悟りを求めて修行中の者」と言われる。

テレビでの説明は
ピラミッド型の頂点に君臨するのが
如来であり、その下に菩薩が置かれると述べている。

しかし
単純に菩薩が如来の格下的存在と
いう訳ではない。

菩薩は
「この世で悩み苦しんでいる人々を
すべて救うまで如来にならない」と
敢えて如来にならず
悟りの世界から戻ってきた
仏様であることも
忘れてはならない。


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2011年01月02日

先ずは「夢」を持つことからのスタート



「一年の計は元旦にあり」と言われる。
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この言葉の由来を紐解くと
毛利元就に辿りつくようである。

もとは
一年の計は春にあり 
一月の計は朔にあり 
一日の計は鶏鳴にあり 
とされる。

「春」はすなわち「元旦」を意味し
区切りの良さから
ここからスタートとされたのであろう。

さて
一年の計にあたって
先ずは「夢」を持つことである。

「夢」を持ったら
自分なりに「目標」を設定してみる。
目標は少しハードルが高いほうがよい。

大まかな目標が定まったら
次は「計画」を立てる。
計画は緻密さを要求されるが
そこで大いに悩まず
先ずは「行動」に移してみる。
行動に移してみれば何が
良い点か悪い点かが浮かび上がってくる。
良い点はさらに伸ばすように努力し
悪い点は素直に修正していけばよいのである。

行動は「利益」を生み出すが
それは家族や社会に還元されなければならない。

そうすることによって
より多くの「幸福」が得られる。

・夢なき者は目標を持たない。
・目標なき者は計画を持たない。
・計画なき者は行動を持たない。
・行動なき者は利益を持たない。
・利益なき者は幸福を持たない。



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2010年12月21日

「泥田坊」



泥田坊と書いて
「どろたぼう」と読む。

この言葉は偶然に発見した。
前回同様に母の言葉である。

「泥田(ひどろた)を棒でたたくな」
から来ている。

意味は以下の通りである。

無意味なことをする。
分別なく無茶苦茶なことをするたとえ。

この
泥田と棒をつなげると
「泥田坊」になる。
棒  と  坊。
字こそ違えども
何か深い関係が有るかも知れない。

では泥田坊とは何を指すのか。
長い引用であるが以下に記してみる。

昔、北国に一人の老人がいた。
子孫のために僅かばかりの田地を買い置き、
寒暑風雨に負けることなく
日々の耕作を怠らずに励んでいた。
ところがこの老人が死んだ後
その息子は酒びたりになり、
農業に励むことがなかった。
そして遂にはこの田地を
他人に売り渡してしまった。
それから夜になると
眼が一つある黒いものが現れ、
「田を返せ、田を返せ」
と叫んだと云う。
これを泥田坊という。

と書かれている。

「子孫に美田を残すな」と言う
言葉とある意味、対極を成している。

相続にあっては
土地問題も起こる。
農地であれば昔なら
長男が家督を相続し、次の代に
繋げたものであるが、今は
兄弟姉妹の全員に相続権がある。

農地を含む土地の分割争いが
兄弟姉妹間で起これば
泥田坊が現れて来るかも知れない。

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2010年12月20日

誰かがどこかで・・・見ている




子供のころ
母からよく言われた言葉に
『お天道さまは見ている』であった。
何事にも無頓着な父とは
打って変って筋道を通す母であったので
よく叱られたものだ。
母は生まれつき目が悪かったが
人にはよくしてくれていた。

ひょいかごに食料品をいっぱい
詰め込み、母は行商して回った。

そんなある夜、外は真っ暗に
なっていても母は戻らず
泣きながら山道を探して歩いた。

昭和30年代のはじめ。
まだ私が小学校に入ったばかりの
ことである。

人はひとりではない。
いつも
誰かがどこかで見ていてくれる。
いつも
誰かがどこかで見守っていてくれる。

だから
自分の足跡は汚しては
いけないのである。





Posted by 左近法務事務所at 21:14
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2010年12月19日

偽装結婚ではありません



それは調査官の怒りの言葉から始まった。
---------------------------
先週の金曜日、とある夫婦と東京入管まで
出向いた折のことである。
夫婦が取り調べを受けている間、私は
待合室で待機することにした。
金曜日は週末ということで
多くの外国人で混雑しており、調査官は
その対応に忙しく追われていた。

そんな中、ある1組の夫婦が窓口を訪れ
「在留特別許可」の手続きをしようとしていた。
夫婦の一方は白髪の日本人。
もう一方は日本人と同じ容貌を持つ○○人であった。
窓口では必ずパスポートと外国人登録証の
提示を求められる。
最初は穏やかに応対していた調査官であったが
パスポートを見るなり声を荒げた。
「今度で2度目の在留特別許可の申し出とは・・・・
法律をなめているとしか思えない。
通常でも難しい申し出であるのに・・・・
甘く見てはいけない」と厳しい言葉と
視線を注いでいた。

1回でも困難な在留特別許可を
2度、願い出るケースを私自身もあまり知らない。

在留特別許可の手続とは、
不法滞在外国人が配偶者と共に地方入管局の
警備部門に第1回目 の出頭するところから始まる。
東京入管では、港南本局の6階調査第三部門で、
面談調査。
問題がある場合は、その場で収容及び留置の上
強制退去処分となる。
そうでない場合は一旦、自宅には戻れるが
追って数ヵ月後に警備部門から電話または書面で
2回目の出頭要請があり、違反調査が行われる。
その後
在留特別許可がおりるとパスポートに
許可証印が押される。
日本人の配偶者等の在留資格で1年の滞在が
認められ、滞在期間の更新が可能となる。

近年、偽装結婚が横行し
それが組織犯罪の温床にもなっている事例が多く
入管当局では常に目を光らしているのが実態である。





Posted by 左近法務事務所at 14:19
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2010年12月14日

「相続税見直し」対策



相続税は、被相続人から相続や遺贈により
財産を取得した場合に
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その遺産の価額が相続税法に定められいる
遺産にかかる基礎控除額よりも多いときに
相続税を納めることになります。

子の遺産の価額とは
相続や遺贈などによって取得した
財産の合計額から債務や葬式費用を差し引いた
正味の遺産総額のことを指します。

現行における
遺産にかかる基礎控除とは
・5,000万円+
 (1,000万円×法定相続人の数)
とされています。

政府は、この基礎控除を
・3,000万円+
 (600万円×法定相続人の数)
に改定し、新たなる財源の確保を
しようと試みている訳です。

現行で相続税が掛る割合は全体の7%前後
ですが、基礎控除額を圧縮することで
相続税を納めなければならない対象範囲が
更に増えるものと考えられます。
(政府試算で5,600億円の税収増)

この法定相続人の数には
相続の放棄をした人があっても
「その放棄がなかったもの」と見做して
計算をします。

また被相続人に養子がある場合は
①及び②の区分に応じて
それぞれの人数までとなります。

①被相続人に実子がいる場合→1人
②被相続人に実子がない場合→2人

尚、特別養子縁組による養子になった人、
被相続人の配偶者の実子で
被相続人の養子になった人は
実子とみなされます。

総じて民法で規定する相続人と
相続税法に規定する相続人とは
若干の相違がありますので注意を要します。


*未だ遺産分割がなされていない相続人
 にあっては相続税が改正される前に
 手続きを済まされるべきでしょう。


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Posted by 左近法務事務所at 14:48
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2010年12月13日

20分で10万円の相談料




細木数子氏の相談料(鑑定料)は20分で
10万円なのだそうである。
---------------------------------------------------
これは飽くまでもネット上での情報なので
真意のほどは判らないが
おそらくそれに近い相談料(鑑定料)が
掛るのであろう。

参考までに
長野県における平均的な時給は
約928円で全国で17位。
一番低い青森県にあっては
時給765円である。

一方、相談料が最も高いと
言われる弁護士でも1時間
1万円前後が相場である。

そうしてみると
細木数子氏の
60分=30万円は
60分=1万円
の弁護士相談料に対し
30倍にもなってしまう。

細木大先生の
相談料(鑑定料)が高いのか
それとも安いのか
最終的に判断するのは相談者当人で
あるので何とも言い難いが
先ずはご利益があることを願うばかりである。

尚、補足的に言えば
30分での相談で
それなりの答えが出るケースは
少ない。
概ね1時間半から2時間ぐらい
お話して、漸くその全貌がある程度
わかってくる。
いくつかの選択肢を用意しながら
次のステップに結び付けてゆくのが
正道だと思っている。

ついでながら事務所の宣伝をします。

当事務所での相談料は
1時間:5,000円前後。
受任頂けたら相談料は
もらいません。


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Posted by 左近法務事務所at 17:14
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2010年12月11日

「おかめはちもく」



就活学生による今年の一文字の2位は「迷」であった。
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まさに世情を反映した一文字と言えるが
これはカオス的な閉塞感が漂う
政治の世界にもあてはまるだろう。

さて「岡目八目」という熟語がある。
岡目はオカメではなく「傍目」とも記される。
八目は広辞苑を引いても単独では
載っていない。
従って「岡目八目」で文を成す訳である。

「岡目八目」とは
事の当事者よりも、第三者のほうが情勢や
利害得失などを正しく判断できること。
囲碁から出たことばが語源になっている。

碁を脇から見ていると、実際に打っている人よりも、
八目も先まで手を見越すという意。
「岡目」は他人がしていることを脇で見ているさま
と言える。
また「目」は碁盤の目の意。「岡」は「傍」とも書く。
と述べられている。

政治の世界にあっては
多くが我田引水を画策し、中立的な
立場から日本のあるべき姿が
描き出されてこない。

転じて個々の問題に
目を向けるならば
当事者同士の間において
なかなか決着がつかない場合などは
矢張り、こうした第三者的な立場の人からの
助言や指導を訊くべきであろう。





Posted by 左近法務事務所at 17:39
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2010年12月10日

包帯のような「うそ」



中島みゆきの曲「世情」に出てくる
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「包帯のような嘘」とは
何を意味しているのだろうか。

この曲が発売された当時から
思っていた。

包帯からイメージされるのは「白」。
さしずめ白い嘘となるのか。

「真っ赤な嘘」は
よく耳にする言葉だが
「白い嘘」と表現される熟語はない。

歌詞を一部引用しよう。

「世の中は、とても臆病な猫だから」
「他愛のない嘘をいつもついている」
「包帯のような嘘を見破ることで」
「学者は、世間を見たような気になる」

推測ながら
後続する
「学者は、世間を見たような気になる」
を揶揄した表現。

あたかも真実を語っているかのごとく
雄弁をふるうのだが
その実、どこか的が外れた
ピントの狂った指摘。

包帯とは
そうした意味において
白ではなく
当然赤でもなく
限りなく
ぼやけた「灰色」に近い
黙示録なのかも知れない。

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Posted by 左近法務事務所at 19:00
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2010年11月27日

東京入管



長野にも出張所はありますが、大きな事案は
----------------------------------------------------------

この東京入局管理局まで出掛けます。
略して「東京入管」

先日も依頼者ご夫婦と
東京入管まで出向きました。

この方の事案は
「在留特別許可願」と呼びまして
これを手掛けられるのは
認定された弁護士・行政書士
以外にできません。

では
「在留特別許可願」とは何か
簡略に説明しますと
オーバーステイ(不法滞在)
になった外国人が入管に出頭して
違反事実を事実を申告することです。

入管では基本的に
「強制退去の手続き」を説明しますが
日本人と結婚している等の理由で
「在留特別許可願」を認めて
もらえれば引き続き
日本での生活ができるようになります。
(最終的には法務大臣の裁量によります)

オーバーステイ(不法滞在)
を白眼視する人もいますが
私の知り得る限りの多くの夫婦は
真実の婚姻であり
善良な市民生活を営んでいます。

知らない外国の地
日本で一生懸命
生きようとしている
外国人の皆さんに
どうか温かいまなざしで
支援していただきたい。

そんな思いを感じる
今日この頃です。








Posted by 左近法務事務所at 19:06
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2010年11月27日

白馬での「遺言・相続・成年後見」講話




先日
とある団体から依頼があって白馬まで出掛けた。
------------------------------------------------------------------
テーマは
「遺言・相続・成年後見」
都合2時間ほどの講演
(むしろ講話です)
でしたが、皆さん真剣に
聴いて下さったのが
印象的でした。

講話中には質問責めにも
合いましたが
身近な問題でもあったため
現実味を帯びた
鋭い内容になりました。

講話後、皆さんと会食をし
その夜は用意していただいた
ホテルで宿泊。

こうした時
枕と布団が変わると
眠れない性格は
何か損な感じがしました。

身近なテーマでしたが
矢張り奥は深いと言えそうですね。



Posted by 左近法務事務所at 18:01
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2010年11月26日

自信を持って生きること



「もしあなたが自分に自信を持っていないのならば、
 人生のレースにおいて、2度負けている。
 自信があれば、始める前に既に勝っているだ」。
-
------------------------------------------

これは古代ローマの政治家
キケロの言葉である。

自信は私の業務において
重要なキーワードであり
間違っても相談者・依頼者の前で
困った素振りや
困った顔は見せられない。

相談者や依頼者は
困っているから
事務所の門をたたくわけであり
ある意味、毅然と対応しなければ
ならない理由がそこにある。

問題の解決の仕方は
決して一つではない。
いつも多角的にして
巨視的に微視的に
捉えていけば
最善の解決策が
見出されてくる。

最終的な結論を出すに
及んでは、そのことで
眠れない夜もある。

人さまのお役に立つなどと
言ったきれい事は
先ず意識から排除して
研ぎ澄まされた
メスのように
微に入り細に亘って
分析し
検証し
答えを見つけるのである。

しかし
それでも判断を誤ることがある。
そうした場合、もう一度
原点に立ち戻り
見つめ直し
考え直す。

キケロの言葉をもう一つ
引用するならば
「知恵とは求むべきもの
 及び避くべきものについての
 知識なり」。


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Posted by 左近法務事務所at 18:58
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2010年11月25日

積善の家



易経に「積善の家に余慶あり、不積善の家に余殃(よおう)あり」
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という言葉がある。

善行を積み重ねた家には、必ず子々孫々の
後に至るまで幸福が及ぶものであると
言われる。
また
不善を積めば、その家は後世まで災禍を
受けるものであると言われる。

さて、これをそのまま
真に受けると災いが起こるのは
ご先祖様が何か悪いことでも
しでかしたために、その子孫が
迷惑を被っていると言った
図式になってしまう。

果たしてそうであろうか。

元々、易経は占いの古典であって
因果関係など明確ではない。

相続や離婚の相談を受けて
今の不幸や災いが
先祖から来ていると話される方も
いるが私はそうは思っていない。

今の姿は
文字通り、自分自身に帰結する
ものであって先祖は何ら関係ないと
思っている。

禍福はあざなえる縄のごとく
全ての人について回る。

どんな状況でも
現実を肯定的に受け入れ
良い方向へと解釈し
最善の解決をはかろうと努力すれば
必ず道は拓けてくる。

私はそう信じている。


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Posted by 左近法務事務所at 19:29
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2010年11月24日

三つの心



人間はだれしも三つの心をもっている

『人生愉しみの見つけ方』で
川北義則は書いている。

1・親の心
2・大人の心
3・子供の心

人は、この三つの心を
無意識のうちに使い分けて生きている。

こどもや目下に接するときは
親の心。

仕事をしているときは
大人の心。

恋人といるときは
子供の心。

人は子供の心からスタートするが
成長するにしたがって
それぞれの心が育っていく。

この三つの心がバランスよく
取れていると
人生が一番スムーズに運ぶ。

ただし
これを間違って使うと
心の歯車が狂ってしまう。

子供たちを置き去りにして
餓死させてしまった母親。
世間では「鬼のような母親」と
呼んだ。
敢えて弁護する訳ではないが
きっと心の歯車が
狂ってしまっていたのかも
知れない。

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Posted by 左近法務事務所at 19:18
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